ドイツに来た。

12月9日から,ドイツのミュンスターに来ています。
4年生の時から,留学について担当教授に打診されていましたが,4年の時点では実験操作が未熟であったり,化学に関する知識も浅かった為,修士1年である今留学することになり,現在ドイツにいるという次第です。
留学といってもたったの一か月間なので,何か成果をあげる事ができるわけもなく(実際今のところ実験もうまくいっていないし),遊び半分というのが本当のところですね。
私の前には修士2年の先輩が一か月現在の研究室で実験を行っており,私が一か月引き継ぎ,その後は博士2年の先輩が二か月ここで研究を行うというプランになっています。
留学するに当たって,受け入れ先はドイツのほかにイギリス,フランス,スペイン,アイルランド,中国などがありました。
けれど私は即決で「ドイツがいいです」と教授に話しました。勿論ビールが飲みたいがためです。
というのは冗談半分なのですが,私の研究室はこのドイツの研究室と共同研究を行っており,共著で論文を発表したりもしています。
中国は,研究の環境は日本に比べ非常にレベルが高いと教授が仰っており,教授は中国にうちの学生を行かせたかったみたいなのですが,住環境や食環境などの文化がどうしてもダメで(すでに一生分の中華料理を食べているし),イギリス,アイルランドの研究環境はあまり知りませんが,フランスやスペインの受け入れ先は学生が非常に少なく,活発な研究活動を行っているのか些か疑問に思い,ドイツを選択しました。

今回の海外への渡航は私にとって,初めてといっても過言ではないもので(韓国には行ったことがありますが),英語もままならないまま一人で無事に辿り着けるのだろうかと非常に不安でしたが,実際過ぎてみると,なんとかなるもんだなあという感じです。
トラブルといえば日本からフランクフルト空港に行き,そこから電車でミュンスターに向かわなくてはならなかったのですが,その際の乗り継ぎに失敗してしまい,駅まで迎えに来てくださっていた教授を待たせてしまったことくらいでしょうか。(教授は私が乗り継ぎに失敗する事も想定して迎えに来てくださっていたみたいですが)

ミュンスターは非常に自転車の数が多く,駅前にもたくさんの自転車が停められていました。歩道が広く,歩く側と自転車側とが色で分けられています。教授になぜ自転車が多いのか尋ねてみましたが,「たぶん伝統だよ…」と言われました。
ミュンスターは大学都市で,人口が30万人弱に対して学生の数が5万人もいるため,自転車を日常的に使う人が多いのかなと思ったり。
街ではそこかしこで煙草を吸っている人がいて,吸殻は道に捨てている人が大体でした。嫌煙者にはあまり喜ばしくない環境なのかもしれないですね。日本ではどこか感じていた喫煙者である肩身の狭さがまったく感じられず,こちらとしては居心地のいい街に思えます。駅によってはホームで吸えるところもありました…が電車内は禁煙なようです。

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Frankfrut(Main)hbfから出たところ

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この駅で乗り換えを失敗して一時間待ったんですが,インフォメーションの人にNo Englishといわれて少し困りました。

また気が向いたらドイツでの生活について書こうと思います。